「アルプス」の名前がついたワイナリーは2社あります。
長野県のワイン産地として知られる塩尻市の「株式会社アルプス」と、今回紹介する、山梨県笛吹市の「アルプスワイン株式会社」。
二つの会社は特に関係があるわけではないようです。
長野県のアルプスのワインは県外でも比較的よく目にしますが、山梨県のアルプスワインはあまり目にしません。
今回は、オンラインストアから山梨県のアルプスワインを何本か購入してみました。
ワインの紹介
2020年の新酒です。
ワインの新酒と言えば、フランスのボジョレーヌーヴォーが知られていますが、日本にも「やまなしヌーボー」と呼ばれる新酒があります。
やまなしヌーボーとは、その年の甲州ぶどうで作られた白ワインと、マスカット・ベーリーAぶどうで作られた赤ワインのこと。
解禁日は、ボジョレーよりちょっと早い11月3日。解禁直後のやまなしヌーボーは本当に香りが良くて、抜栓した瞬間、幸せな気持ちになれます。
今回、アルプスワイン株式会社のオンラインストアから注文したのですが、本来は新酒のイベント時限定で売られているようです。
2020年はコロナ禍で、新酒のイベントの多くが中止になったようなので、イベントで売られる機会が限られてしまったのかもしれません。
飲んでみたら、
ということで、2020年の新酒を2021年に飲んでみます。解禁直後の11月に飲んだらどんな香りがしたんだろう、と思いながら。
新酒ということで早めに飲むのがおすすめのようです。
濾過を最低限にしているようで、便の底に酒石が残っていました。酒石の多いワインって美味しいことが多いように思います。
飲んでみると、「やや辛口」とのことですが、ほんのり甘み。
以前、アルプスワインの「にじいろ甲州」という別なワインを飲んだことがあるのですが、その「にじいろ甲州」を思い出しました。
一緒にいただいたのは、筍の天ぷら。春だったのです。本来は秋の新酒シーズンに飲むワインなので、季節外れと言えばそうなのですが。
甘みがあるので、ワインだけでも美味しく飲めてしまいます。あっという間に空いてしまい。
次回は11月の、解禁直後に試してみます。秋が楽しみです。
ごちそうさまでした。