日本ワインに使われるぶどうの中では、このブログでもよく出てくる「甲州」という品種のぶどうが最も有名かと思います。
甲州は主に白ワインに使われますが、一方で、赤ワイン用のぶどうで代表的なのは「マスカット・ベーリーA」という品種。
(「ベーリーA」「ベリーA」「ベイリーA」と呼び名が統一されてないのですが、このブログでは基本的に「ベーリーA」で統一します)
戦前に、新潟県の川上善兵衛という方が品種改良で生み出した品種で、今では日本各地で栽培されています。
ワインの紹介
というわけで、今回は山梨県の「フジッコワイナリー」のベーリーAをいただいてみます。
- ワインの名前: フジクレール マスカット・ベーリーA樽熟成 2019
- ワインのタイプ: 赤ワイン(ミディアムボディ)
- アルコール度数: 12%
- ぶどうの品種: マスカット・ベーリーA
- ぶどうの産地: 山梨県
- 購入価格(税込): 2,222円(フルボトル)
- ワイナリー: フジッコワイナリー株式会社(山梨県甲州市)
お値段は2,000円を少しオーバーしますが、今回はフジッコワイナリーのセット商品「おうちごはんにぴったりセット」として購入しました。
(2021年12月現在、このセット商品の赤ワインは他の製品になっています)
さて、赤ワインに話を戻して・・・
ラベルが紫色で、ワインと同じ色になっています。よく見ると、勝沼近辺の地図になっています。ちょっとおしゃれですね。
飲んでみたら、
今回は、豚肉のステーキと合わせてみました。あとは、過去にすき焼きと合わせたこともあります。味の濃い、こってりした感じの料理によく合います。
乳酸菌による発酵を行っている、という説明がラベルに書かれていました。言われてみれば、口の中で乳酸菌飲料のような香りもかすかに。(単純ですが・・・)
半分残ったので、ポークステーキと合わせた次の日、チーズと一緒にいただいてみました。明治の北海道十勝チーズ。あとは生のトマトと一緒に。
ステーキよりは、こういう相手のほうが合うのかもしれません。ワインとチーズ、メイドインジャパンどうしで合わせると、ちょっとだけ安心感が。
ベーリーAのワインの特徴として、イチゴのような甘い香りがあります。中にはその香りが強く出ているワインもありますが、このワインはイチゴの香りは控えめ。
樽熟成させると香りが落ち着いてくるのでしょうか、ベーリーAには樽熟成のワインが結構多いような気もします。そう言えば、このワインも樽熟成。
樽熟成のワインって味がずっしりしているイメージを勝手に持っていましたが、このワインは割とあっさりしていて飲みやすいです。
ラベルを見ると、ミディアムボディとのこと。
このワインが、というより、日本の赤ワインで買いやすいお値段のワインの多くが割とすっきりしたものが多いです。
甲州の白ワイン同様、食事と合わせやすいので、ベーリーAのワインを最近よく飲んでいます。ライトボディのワインが多くて、飲みやすいのがまた、いいんですよね。
中には、いちごの香りが強くてちょっとなぁ・・・というベーリーAもあります。
ですが、ベーリーAのワインに慣れてくると、そんな香りの強いベーリーAのワインも、するする飲めるようになるのが不思議。
ごちそうさまでした。