今、このページを10月下旬に書いています。
もういくつ寝ると「やまなしヌーボー」の解禁日。そう、山梨県の新酒(ヌーボー)は、フランスのボジョレー・ヌーボーより少し早い解禁になります。
解禁、と言っても、11月3日まで新酒がリリースされないのは、
- 甲州ぶどうで作られた白ワインの新酒
- マスカット・ベーリーAぶどうで作られた赤ワインの新酒
の2種類で、他の品種(デラウェアなど)で作られた新酒は11月3日より前にリリースされています。
今回紹介する「くらむぼん 甲州」は通年販売ですが、毎年11月3日に新酒としてもリリースされます。
ワインの紹介
以前の名前は「ソルルケト甲州」といいました。青くて爽やかなラベルと、薄い色のワイン。
先ほど書いたように11月にその年のワインが発売になるので、在庫があれば昨年、一昨年のと飲み比べができます。
10年前にガラケーで撮った写真ですが、左から2009、2010、2011・・・だんだんと色が薄くなっているのが分かりますね。
ワイナリーの名前が「山梨ワイン」から「くらむぼんワイン」に変わったタイミングで、このワインも新しくなり、今に至ります。
宮沢賢治の「やまなし」に出てくる、ぷくぷく泡を吐くカニが描かれています。クラムボンはかぷかぷわらったよ、という、あれです。
- ワインの名前: くらむぼん 甲州 2020/2021
- ワインのタイプ: 白ワイン(辛口)
- アルコール度数: 12%
- ぶどうの品種: 甲州
- ぶどうの産地: 山梨県
- 購入価格(税込): 1,680円(フルボトル)
- ワイナリー: 株式会社くらむぼんワイン(山梨県甲州市)
飲んでみたら、
柑橘系の香りが爽やかなワインです。
11月にその年の新酒を開けると、もっといい香りが漂います。香りだけで幸せになれるという。
飲んでみると、軽い甘みと軽い酸味とが同居しています。
他の甲州ワインと同じように、白身魚のお刺身や、塩の焼鳥でいただきました。
レモンクリームパスタのように、酸味つながりで合わせるのも良かったです。
軽い飲み口なので、夏野菜のラタトゥイユとも合いました。
寒い時期なら、あっさり味の鍋料理の相手としても良いです。
ごちそうさまでした。


関連リンク
同じシリーズの「樽甲州」もまた、おすすめです。
一升瓶のあるデイリータイプの甲州はこちら。
ワイナリーのオンラインショップでは、2021年12月時点で、2020ヴィンテージと2021ヴィンテージ(新酒)が販売されています。こちらは2020です。
2021年の新酒はこちら。