勝沼のワイナリーの中でも比較的規模の大きい、蒼龍葡萄酒。
おもに山梨県内の駅の売店で見かける、紙コップに入ったワインを作っている会社です。
「コスパ」という言葉はあまり好きではないのですが、お手頃なお値段で美味しいワインをたくさん出しているワイナリーです。
今回飲んだ「勝沼の甲州」も、そんなワインのひとつです。
ワインの紹介
その名の通り、勝沼産の甲州ぶどうで作られたワインです。
- ワインの名前: 勝沼の甲州 樽熟成 2019/2020
- ワインのタイプ: 白ワイン(辛口)
- アルコール度数: 12.5%
- ぶどうの品種: 甲州
- ぶどうの産地: 山梨県
- 購入価格(税込): 1,760円(フルボトル)
- ワイナリー: 蒼龍葡萄酒株式会社(山梨県甲州市)
樽熟成(木の樽で熟成)されているワインですが、多くの樽熟成の甲州ワインは2,000円ちょっとで買える中で、この「勝沼の甲州」は税込1,760円。
ラベルのデザインが渋いですね。
同じシリーズに「山梨のベーリーA」という、赤ワインとロゼワインがあります。
「勝沼の甲州」と「山梨のベーリーA」のラベルは白地に金文字ですが、ロゼワインのラベルは黒地に光るピンクの文字と、ちょっとシュールだったりします。
(ロゼを買ったら紹介します)
ボトルは、いわゆる「勝沼ボトル」。ラベルの上に、勝沼でワイン醸造を始めた2人の男性をモチーフにしたデザインがついています。
この勝沼ボトルは「勝沼ワイナリーズクラブ」による厳しい審査をパスした、勝沼産の甲州ワインにのみ使えるそう。
ということで、勝沼ボトルに入ったワインは安心して選ぶことができますね。ただ、近年勝沼ボトルのワインの種類そのものが減っているように思えます。
飲んでみたら、
さて今回は、ミツカンの「ごま豆乳鍋」に合わせてみました。
鍋料理と甲州ワインの組み合わせは鉄板ですが、豆乳鍋ということで、ちょっと濃いめの樽熟成を選んでみた、というわけで。
上手く説明するのが難しいのですが、この「勝沼の甲州」は「蒼龍葡萄酒の甲州ワインの味」がします。
蒼龍葡萄酒の他の甲州ワインも、似たような味がするのです。ああ、蒼龍のワイン飲んでるなー、と。ほっとします。
そのワイナリーならではの味ってあるんですよね。作り手の個性なのでしょうか。
この「蒼龍葡萄酒ならではの風味」と、ほんのり甘い樽の香り(よく「バニラ香」とかいいますが)が「勝沼の甲州」の特長かなと。
もちろん、美味しい組み合わせになってくれました。
今回の「ごま豆乳鍋」、〆にスパゲッティとチーズを入れて、カルボナーラ風のパスタにできるのですが、そこにたどり着くまでにワインがなくなってしまいました。
ごちそうさまでした。